れいわ新選組の山本太郎代表は、20日、国会内で会見し、今年7月の東京都知事選への対応について問われ「れいわ新選組として、絡んでいきたい」と述べた。

山本氏自身が出馬するのではないかとの臆測も出ているが、出馬については「選択肢は排除しない」という従来の見解を、この日も繰り返した。

「野党が押し出す候補を応援するのか、形は分からないが、東京都の選挙にも、れいわとしてしっかり力を貸していきたい」と、述べた。

立憲民主党と国民民主党の間での合流の動きが順調に進んでいないことについては「当然、衆院選を考えるとかたまりで戦った方が、勝率は上がる。合流は正攻法だとは思う」と指摘。「先々、立憲と国民の合流が難しいなら、別の動きが出てくるかもしれない。いろんな形で、まとまって戦えるような野党になり、そこに消費税5%というパワーワードが乗っかれば、最高ですね」と述べ、自身が掲げる消費税5%での野党共闘の実現に、期待を示した。

山本氏は現在までのところ、主要野党同士の首脳会談などに参加する機会がない。そんな流れについて問われると「(通常国会冒頭の)解散もなくなり、(野党にも)余裕が生まれたと思う。衆院が解散したり、解散風が強まれば、話し合わないといけないというようなことが出てくる」と指摘。「そういう時の方が、進まない話でも、進みやすくなってくるのではないか」と述べた。