橋本聖子五輪相(55)が31日、閣議後に会見を行い、WHO(世界保健機関)が感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について緊急事態を宣言したことを受けて、「どの大会においても感染症対策は重要。連携強化を図りながら、より安全安心な大会を目指して、しっかりと対応していきたい」と話した。

30日に日本の情報サイトで、WHOとIOC(国際オリンピック委員会)が新型コロナウイルス対策で協議しているとの記事が「東京オリンピック中止か」との見出しで掲載され、「東京五輪中止」がツイッターのトレンド入りするなど、ネット上では騒ぎになった。すぐに大会組織委員会も「事実ではない」と否定した。橋本氏はこの件について「組織委員会からも報告を受けておりますが、そういったことは一切なく、変わらず準備を進めていくということですし、不安材料を払拭(ふっしょく)しないといけない」と話した。