東京都の小池百合子知事は27日のフジテレビ番組で、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで選手が滞在する選手村に、新型コロナウイルスの軽症感染者を一時的に滞在させるアイデアを披露した。

定例会見で真意を問われ、軽症感染者の滞在先確保を「課題の1つ」とした上で「選手村にはいくつもの機能があり、さまざまな検討をする課題と思う。(権利関係など)課題を整理していくという段階だ」と述べた。

「軽症の方のベッド確保について、いろいろなケースを考えないといけない。いくつかの選択肢、可能性があるところを考えないといけない」「考えられるすべてのことを勘案しながら、決められるところは決めていく」と強調した。

小池氏は26日に安倍晋三首相に行った緊急の申し入れにも、「感染症法の規定を踏まえた軽症者対応基準の明確化」を入れ、軽症者などについて、自宅や宿泊施設などでの療養を可能にすることなどを求めている。