東京都の小池百合子都知事が7日、政府の緊急事態宣言発令を受け、都庁で記者会見を開いた。

小池氏は、1カ月後の都内の感染状況についてどのようなイメージを持っているのかと問われると「1カ月間という期間、ぎゅっと凝縮して、国が法的な裏付けとともにだした宣言を、都民の皆さんと共有することによって初めて大目的である感染症の拡大を防止する、拡大を少しでも下げていく事だと思う」。

最近の傾向は「院内感染やクラスター感染がわかっていた局面と、今はなかなか不明で、感染源が分からない数が増えている」と分析し「これは1つ1つのクラスターに対してつぶしていくのみならず、皆さんの行動変容を促していかなければいけない」と話した。

人との距離を空けるソーシャルディスタンスについても「皆さんのご協力を得て、やっていく」。

また日々、感染者数が報告されているが「1つの目安だが、その人の人生、命が関わっている。都民の皆さんと共有しながら、都庁としての責務を果たしていきたい。どれくらいの数値かお答えはできないが、ぎゅっと1カ月間でどこまで絞れるかというのを、都民の皆さんと共有しながら進めていきたい」と話した。