今年予定された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックを見据えて、あらかじめ開催時期を繰り上げていた首都圏の花火大会が、コロナ禍で次々と中止に追い込まれている。

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日本の「3大花火大会」とされる「大曲の花火」(秋田県)、土浦全国花火競技大会(茨城県)、「長岡まつり大花火大会」(新潟県)では、今年の開催について、現段階では三者三様の対応だ。大曲は8月29日の開催を予定するが、6月末に、見送りを含めて開催の可否を判断する。すでに来月の「春の章」などは、見送りを決めた。土浦は11月7日の開催を予定している。長岡はすでに今年8月2、3両日の大会開催中止を発表。同大会の中止は戦後初という。一方、東京・隅田川花火大会の中止も決定している。