新型コロナウイルス感染拡大を押さえようと、外出自粛を余儀なくされている中、ツイッターなど、SNS上ではサウナの雰囲気を動画で味わう“オンラインサウナ”が人気を集めている。名古屋に本社を置く「サウナ&カプセルホテル ウェルビー」も参戦しており、27日、取材に応じた。

動画では、従業員がサウナ室内で、熱せられた石に水を加え蒸気を発生させるた後に、ダイナミックに大きなタオルを回している。室内に熱気が充満すると「これより熱波をお送りいたします」と言い、汗だくになりながら、タオルで空気をかき回す姿で締めくくられている。

これまで、1万6000回再生される人気を誇っており、担当者は「みなさん、癒やしや健康、元気になるためにサウナに来られていた。今はそれができないので、インターネット上だけでも楽しんでいただきたい」と説明した。

緊急事態宣言が発令される前から、出張の取りやめや自粛が増え、ホテルは客足が激減。同ホテルでも、16日からは客の安全を優先して休業している。

その最中に届ける“熱い”思い。同担当者は「(サウナは)蒸気は気持ちがよく、デトックス効果もあります。心も体も安らぎます。今は休業していますが、収束したあかつきには、また来ていただきたい」と語った。【南谷竜則】