5月1日から始まった「囲碁を楽しめる場所」を支援するクラウドファンディングが7日、目標の300万円をクリアした。発起人で囲碁インストラクターの長井多葉紗(たばさ)さん(37)は、「こんなに早く達成できるとは思わなかった。いい支援の輪が広がった」と喜んだ。

6月15日の締め切りまでの目標は、500万円に上方修正。7都府県から16の道場やサロンが当初は賛同していたが、それも11都府県26カ所に増えた。「少しでも分配金を増やしていきたい」と張り切る。

コロナショックで、臨時休業に追い込まれている碁会所は多い。このプロジェクトには、日本棋院関西総本部、中部総本部も賛同。プロ棋士も50人以上が賛同し、芝野虎丸名人(20)や藤沢里菜女流立葵杯(21)、上野愛咲美女流本因坊(18)、村川大介十段(29)らタイトルホルダーも名を連ねる。

支援は3000円からでき、囲碁を楽しめる場所への「入場料無料チケット」などの特典が付く。