大阪府の吉村洋文知事(44)が9日、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」に出演し、新型コロナウイルス特措法について「ポンコツの血の通ってない法律」とコメントした。

吉村知事は「僕らが休業要請をかけ、国が緊急事態宣言をかける。民間のみなさんには『休業してくれ』ってむちゃくちゃな話です」と訴えた。「自由経済から明らかに外れてる話なんだから、裏返しの補償をちゃんと法律に明記しとかなきゃ。それがないから今ぐちゃぐちゃになってる」と意見を述べた。

「これは国会議員の怠慢だと思います」とも主張。国会議員の給料が減らないことなどを挙げ「毎日、帳面くってる人たちの気持ちは本当に分かるのか。もっと血の通った法律を作ってくれっていうのが僕の意見です」と話していた。

自粛で経済活動がストップし、失業者や倒産も増えている問題を挙げ、「命を落とす人が出てきます。こっちの命も守らなきゃいけないんです。感染症の命対お金の問題じゃなくて、命対命の問題」と説明した。