尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(73)が、埼玉県深谷市の市立中学校が一部生徒に対し、政府が配布したマスクを「アベノマスク」と呼び、着用して登校するよう求めたかのような内容の文書を渡していた件で、「相変わらずの管理主義 呆れ果てました」と憤った。

尾木氏は26日、ブログを更新し、「アベノマスクならぬ文科省は配布したマスクを持参させようとした埼玉の公立中学『記名チェックするつもり』とか」とこの件の報道に言及。「何をやってるのか! 幼稚園児じゃあるまいし記名チェック自体あまりにも幼稚 ことはコロナで未曾有の長期休校の辛苦の後 不安だらけの再開なのにーーなんと生徒の心をケアする片鱗もない相変わらずの管理主義 呆れ果てました」とした。

「文科省でさえ適当ではない間違いだとコメントするほどーー誰からもプリント配布時に異議申し立てなかったのでしょうか?」と疑問を呈し、「再開後の学校 これじゃ心配 大丈夫でしょうか? 政府への忠誠心競争みたいで不気味でもあります 大切なこと忘れた生徒指導はキッパリやめるべきです」と訴えた。

この件で中学校は「誤解を招く表現だった」として保護者らに謝罪しているという。