将棋の藤井聡太七段(17)が史上最年少でのタイトル挑戦へ、あと1勝とした。2日、東京・千駄ケ谷の「将棋会館」で行われた第91期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント準決勝で、佐藤天彦九段(32)を下した。渡辺明棋聖(36)への挑戦権をかけ、4日の決勝で永瀬拓矢叡王(27)と対戦し、勝てばタイトル戦初登場。17歳10カ月20日での挑戦となり、屋敷伸之現九段(48)の最年少記録を4日上回る。渡辺との5番勝負第1局は8日、同所で開催される。
◆将棋界の最年少タイトル挑戦トップ5
<棋聖戦>89年12月12日
屋敷伸之(1972年1月18日生まれ)
17歳10カ月24日
<竜王戦>89年10月19日
羽生善治(1970年9月27日生まれ)
19歳22日
<王座戦>03年9月2日
渡辺明(1984年4月23日生まれ)
19歳4カ月10日
<名人戦>60年4月14日
加藤一二三(1940年1月1日生まれ)
20歳3カ月13日
<棋聖戦>67年12月19日
中原誠(1947年9月2日生まれ)
20歳3カ月17日
※加藤と中原は引退