大阪府の吉村洋文知事(44)が3日、府庁で定例会見を行い、東京都が2日に新型コロナウイルスの感染拡大へ警戒を呼びかける「東京アラート」を初めて発したことについて言及した。発令の判断について「非常に難しいかじ取りです」と話した。

吉村知事は「首都の東京は人と人の接触も多い。東京に限らず、第2の経済都市の大阪でも、同じように感染が増えてくるのを想定しなければいけない」と危機感を示した。

新型コロナウイルスの感染拡大を抑えながら、経済活動も本格化させる難題に直面したかたちだが、「東京の経済が死んでしまうと、日本の経済が死んでしまう。小池都知事も僕自身も非常に難しいかじ取りです。なんとか首都圏でウイルスを抑え込んでいってほしい」と共闘のエールを送った。