任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)が18日、告示され、午後5時に立候補の届け出が締め切られた。

日本維新の会が推薦する前熊本県副知事の小野泰輔氏(46)は、新宿・歌舞伎町1丁目で第一声の街頭演説を行った。「地方から見ていても、東京はこのままで良いのかという意識があった。コロナ禍で東京は1番、苦しんでいる。感染者の押さえ込みも1番、できていない」と訴えた。

歌舞伎町1丁目を第一声の地に選んだのには理由がある。政府や小池百合子都知事が、新型コロナウイルス感染が拡大しているとして「夜の街」などと名指しする一方で、コロナ禍の対策が十分になされているとは言えない歌舞伎町から、東京再生への覚悟を示したかったからだという。

小野氏は「ピンポイントのコロナ対策をして、それ以上の東京の街は経済を最重視していて、復活させる対策が出来ていない」と訴えた。その上で熊本県副知事を8年務めた実績を強調し「東京に出てきて9日。無名だが即戦力としてやれるのは私だけ」と訴えた。

 

18日告示された東京都知事選に立候補の届け出をした候補者は以下の通り。

 

れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、政治団体代表の桜井誠氏(48)、介護職員の込山洋氏(46)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、先物トレーダーの竹本秀之氏(64)、歌手の西本誠氏(33)、会社社長の関口安弘氏(68)、NPO法人代表の押越清悦氏(61)、音楽家の服部修氏(46=NHKから国民を守る党推薦)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52=N国推薦)、マネジメント業の斉藤健一郎氏(39=N推)、自営業の後藤輝樹氏(37)、作家の沢紫臣氏(44)、イベントプロデューサーの市川浩司氏(58)、フリージャーナリストの石井均氏(55)、薬剤師の長沢育弘氏(34)、元会社員の牛尾和恵氏(33)政治団体代表の平塚正幸氏(38)、元派遣社員の内藤久遠氏(63)が出馬を届け出た。