東海汽船の新造船「さるびあ丸」の内覧会が18日、東京・竹芝桟橋で行われた。東京と大島、新島、神津島など伊豆諸島を結ぶ貴重な交通手段の3代目として、25日から就航する。また、小笠原航路の「おがさわら丸」がドック入りするときには、東京~小笠原航路の代船の役割も担う。

総トン数は約6200トン。全長約118メートル、幅17メートル、約20ノット(時速約38キロ)で航行する。旅客定員1343人で、2階の2等船室から7階の展望デッキまで快適な船旅が楽しめる空間が確保されている。同社の山崎潤一社長(73)は「島しょ観光の貴重な足として、海風をいっぱい浴びることができるこの船で、のんびりと旅を楽しんでもらいたい」と話した。

内覧会には、東京都の小池百合子知事(67)も訪れ、船内を視察した。