任期満了に伴う東京都知事選(7月5日投開票)に立候補した、れいわ新選組公認の山本太郎代表(45)は29日正午から東急東横線の自由が丘駅前で街頭演説を行った。

残り1週間となったこの日は、元滋賀県知事で無所属の嘉田由紀子参院議員(70)が応援に駆けつけた。「感激です。野党共闘の反乱分子みたいに思われているのにうれしい」と山本氏は笑顔で語った。

現職の小池百合子知事に対して野党候補が分裂した選挙戦は、報道各社の情勢調査でも小池氏の優勢が伝えられている。山本氏は「事前に3000サンプルの調査をやっているし、驚くべき数字じゃない」とした上で「十分に逆転できる」と言い切った。

嘉田氏も「2006年の滋賀県知事選でも私は現職を相手に無党派の泡沫(ほうまつ)候補でしたが、残り1週間でひっくり返しました。知事が代われば、東京は変わる」と、エールを送った。