小泉進次郎環境相は25日の閣議後会見で、安倍晋三首相に健康問題が指摘されている現状について「さまざまな臆測に基づく議論やうわさが出て、尾ひれが付いている。そういう形でいろんなことが出る状況は、私は醜いと思う。私はそういう議論に参加するつもりはない」と述べた。

「総理大臣たるもの、国家の安全保障、国民の生命と財産を守る責任を負う最高の立場にある方。健康問題が重要視されるのは当然だ」と指摘しつつ、一方で「総理、政治家に限らず、世の中にはご自身の持病や体調と闘い、いろんな努力をしながら働き、生きている方は、いっぱいいる。総理大臣も例外ではない」と語った。

首相に対して、国会で体調について説明するよう求める声が出ていることについては「与野党合意の上で国会が開かれれば、内閣が説明責任を果たすのは重要だが、体調を国会で報告しろというのは、私はそういうものではないと思う」と述べ、否定的な認識を示した。