安倍晋三首相(65)が28日、都内の首相官邸で会見を開き、辞意を表明した。

同首相は、12年12月の第2次内閣発足から約7年半に残したレガシーは? と聞かれ「レガシーは国民の皆さん、歴史が判断していくのかな? 7年8カ月前、東北の復興なくして日本の復興はないと取り組んだ。働きたい人は働けると政策を掲げ、400万人を超える雇用を生み出すことが出来た」などと語った。

それを受けて、公文書の管理問題があったことについて指摘された。

首相は「政権では公文書の管理を厳しくしたし、私も国会でも答弁させてもらった。十分かどうかは、国民の皆さんが判断する」とだけ答えた。

質疑応答では、これまでの会見で原稿を読んでいるなどと再三、批判されたプロンプターを使っていないが? と質問が出た。

安倍首相は「世界の指導者が使ってきた。ギリギリまで原稿が決まらず、私も推敲(すいこう)していたから、こうなった」などと説明した。