大阪府の吉村洋文知事(45)は31日、府庁で取材に応じた。菅義偉官房長官が、安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選に関し、正式に立候補表明する方針を固めたとの報道について「自民党の総裁選挙ですから、僕がどうこういうことではない」と話した。

一方で行政のトップとして新型コロナウイルスとインフルエンザが今冬にダブルで流行する可能性もあることに考慮し、安定した政権誕生を熱望した。

「国家として危機の事象。感染拡大防止だけではなく社会経済も動かさなければいけない。この矛盾することを同時にやっていかなければいけないのは非常に難しいかじ取り。屋台骨がしっかりした政権で、安定的に国家を運営してもらいたい」と述べた。