大阪のシンボル、通天閣を抱く大阪市浪速区の繁華街・新世界などにある老舗フグ料理店「づぼらや」が15日の閉店した。新型コロナウイルスの影響などで売り上げが減り、4月8日から休業。1920年(大9)創業し、巨大な立体看板「ちょうちんフグ」で有名だった老舗が100年の歴史にひっそりと幕を下ろした。新世界本店には「ほな!さいなら」と書かれた垂れ幕が店の入り口付近に取り付けられた。最後の日、多くの人が足を止めた。撤去された看板は大阪市内の倉庫に保管。地元の男性(64)は「安くておいしい、大阪の食文化やった。寂しくなるな」と話した。