政府は25日、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた業界支援事業「Go To キャンペーン」の一環として、イベントやエンターテインメント支援事業「Go To イベント」と商店街支援事業「Go To 商店街」を10月中旬に開始すると決定した。観光支援事業「Go To トラベル」、飲食店支援事業「Go To イート」に続き、「Go To キャンペーン」がすべて出そろう形だ。

キャンペーンが出そろったことを受け、新型コロナウイルス感染症対策分科会はこの日、感染のリスクを高める具体例として7つの場面を示した。

7つの場面は<1>飲食を伴う懇親会<2>大人数や深夜に及ぶ飲食<3>大人数やマスクなしでの会話<4>仕事後や休憩時間で人が密集する状況<5>学校の寮や部活動で大人数が長い時間一緒にいる集団生活<6>換気が悪く人と人の距離が近い空間での激しい呼吸を伴う運動<7>バーベキューなど屋外活動の前後の車による移動や食事。

分科会の尾身茂会長は「政府は感染の状況を常に注視し、感染者が急増した場合にはイベントの中止などをちゅうちょなく行ってほしい」と強調した。