自民党は13日、党本部で菅義偉首相(党総裁)を初モデルとした新しい政治活動ポスターを発表した。

新キャッチコピーは就任会見で菅氏が語った「国民のために働く。」となった。今回は安倍長期政権下のポスターを刷新するため、印刷枚数は通常の1・7倍17万枚となり、今月下旬から全国で掲示される。

菅氏が愛用する青系のスーツは「私たちが、菅ブルーと呼んでいるもの。ネクタイもこの青か紫が多く、総裁のイメージに近いものを選ばせていただきました」と丸川珠代広報本部長は説明。党の顔となった菅氏は「これが全国に張られるんですね」と、述べたという。日本学術会議が推薦する任命を拒否した問題など新政権は早くも難題を抱えている。ポスターでは、ななめ上を見つめている菅氏の視線の先には何が映っているのだろうか。【大上悟】