来春の千葉県知事選に4選出馬するかどうかが取りざたされる千葉県の森田健作知事(70)が、年内にも自身の対応を表明する検討をしていることが13日、関係者への取材で分かった。

現在は新型コロナウイルス対応に追われ、近々に意思表示はしない方針だが、選挙まで約半年と時間は限られている。前回選挙で森田氏を支援した自民党県連にも明確な意思は伝えておらず、焦る県連は森田氏が出馬しない場合に備えて鈴木大地・前スポーツ庁長官(53)の擁立準備を進行中。森田氏は以前から県連が自分以外の候補者を探すこと自体は容認しており、鈴木氏についても「千葉県出身で五輪メダリスト。良い人をお探しになった」と、“評価”しているという。過去3度の選挙でいずれも100万票以上を獲得するなど影響力は強いが、森田氏自身は「多選」に懐疑的とされており、今後選挙戦に向けた構図を見極めた上で最終判断するとみられる。