豊島将之竜王(30)が6日、タイトル初防衛を果たした。将棋の第33期竜王戦7番勝負第5局(神奈川県箱根町「ホテル花月園」)で、タイトル獲得獲得100期を目指して挑戦していた羽生善治九段(50)を受下した。これで対戦成績を4勝1敗とし、竜王を防衛した。

2年前に初タイトルとなる棋聖を獲得した豊島は、同年王位、昨年名人と竜王、今年は叡王を獲得した。ただし、昨年の棋聖、王位、今年の名人と防衛戦には失敗していた。「タイトルは奪って守って一人前」と言われる将棋界で、ようやくその仲間入りを果たした。