はやぶさ2が、快挙を成し遂げた。小型惑星探査機「はやぶさ2」から分離されたカプセルは6日午前4時47分、オーストラリア南部ウーメラの砂漠地帯で回収された。

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はやぶさ2のカプセルは世界最先端かつ、日本のお家芸である高精度の制御技術を発揮したピンポイント着地を決めた。カプセルは高度80キロでパラシュートを展開させて、着地目標は横150キロ、縦100キロの楕円(だえん)エリアに設定されていた。

だが、現地上空は高高度の偏西風が強く、着地地点の特定と回収には困難が予測された。それでも「西風が強かったが、分析精度は高くて解析データ通り、すごい精度で着地地点を予想できていた」と津田PMは解説した。その上で「どんぴしゃに近い」と、満点に迫る結果を出した。