全国でもめずらしい「足の神様」として知られる服部天神宮(大阪府豊中市)の福娘が14日、大阪・中之島の日刊スポーツを訪れた。来年1月9~11日の「豊中えびす祭」に向け、応募者約620人から選ばれた福娘35人のうち6人が金の烏帽子(えぼし)姿で商売繁盛と幸運を願う福鈴を振りながら「うーちましょ」「もうひとつせ」の掛け声とともに大阪締めを披露した。

恒例の福餅授けなどは中止するなど、感染対策を徹底し、開催する。同神社は福娘発祥の神社としても知られる。フィギュアスケーターで大阪教育大2年、水口愛菜さん(20)は「コロナ禍で先行きの見えない状況ですが、少しでも明るい笑顔を届けたい」と意気込んだ。

兵庫医科大1年の岸田紗矢香さんは日々、先輩の医師らの緊迫感を感じながら過ごしている。「豊中えびす祭」では福娘として「マスクで顔の表情は目しか見えないですが、気持ちを込めて多くの方に福を届けたい」と話した。

6人の福娘は口々に「笑顔と福を届けたい」と話し、笑顔を見せた。