新型コロナウイルスの新規感染者が東京都で2447人、国内の感染者数も7500人以上で過去最多となった7日午後、菅義偉首相が新型コロナウイルス特別措置法に基づく、緊急事態宣言を東京、埼玉、神奈川、千葉の1都3県に再発令した。期間は8日から2月7日まで。感染拡大は歯止めがかからず、医療提供体制の崩壊も迫るなど専門家による諮問委員会により昨年4月以来となる緊急事態宣言の発令が承認された。

<緊急事態宣言 2度目はどうなる?>

▼罰則は?

新型コロナウイルス対策の特別措置法の改正をめぐり、政府と与野党各党が協議中。自民・公明両党は休業要請に応じない事業者への罰則を設けることに前向き姿勢。立憲民主党は十分な補償を最優先に考える必要があると慎重姿勢。

▼店や施設は?

飲食店に酒の提供を午後7時まで、営業時間を午後8時までの短縮を要請する。12日からは飲食店全般に対象を広げる。宅配やテークアウトは対象外。要請に応じた飲食店に協力金1店舗あたり1日6万円支給する。

▼解除基準は?

現在「ステージ4」(爆発的感染拡大)と評価されている対象地域の感染状況が「ステージ3」(感染急増)相当になることが目安。新規感染者数が10万人当たり15人以上はステージ3、25人以上になるとステージ4。東京の場合、ステージ3は1日当たり約300~500人にあたる。