13日午後11時7分ごろ、福島県沖を震源とする強い地震があった。気象庁によると、最大震度は宮城県南部、福島県中通り、福島県浜通りで6強。会津地方でも震度5強を記録した。

気象庁によると、震源の深さは約60キロ、地震の規模(マグニチュード)は7・1。福島県で震度6強を観測したのは相馬市、国見町、新地町。宮城県で震度6強を観測したのは蔵王町。東北沖を震源とする震度6強の地震は2011年4月7日以来約10年ぶり。

仕事で仙台市内のホテルに滞在していた20代男性は「今まで体験した中で、1番強い揺れだった」という。男性は7階の部屋に宿泊していた。「横揺れで最初から結構強かったです。『あっ、結構強いぞ』と思っていたら、一気に揺れが増し、『やばいやつだ!』と恐怖を感じた」と話した。

揺れの長さは体感で20~30秒くらいだったという。その間に、停電が起きた。男性はすぐに荷物を詰めロビーに避難した。ホテルスタッフの誘導で、多くの宿泊客がロビーに避難していたという。

男性によると、部屋の照明がグラグラ揺れた他、ホテルの天井の一部がはがれ落ちる被害があったという。他にも、救急車が来ており、ロビーに避難していた家族連れの子どもは泣いていたという。

なお、停電はすぐに復旧したという。