大阪府の吉村洋文知事(45)が25日、府庁で取材に応じ、まん延防止等重点措置を政府に要請する「判断基準」について言及した。

大阪府の24日の新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者は262人となり、2月5日以来、200人を超えた。

緊急事態宣言に準じた対策が可能になる「まん延防止等重点措置」の要請について、吉村知事は「感染の右肩上がりの角度を重視したい。角度をみたときに間違いなく、ステージ3からステージ4に向かい、感染速度、拡大速度を見極めた上で判断したい。緊急事態宣言に至らないようにするのがマンボウだと思っている」と述べた。

吉村知事が口にした「マンボウ」とは「まん延防止等重点措置」のことで、新型コロナウイルス対策の改正特別措置法で新設された。緊急事態宣言が出されていなくても集中的な対策を可能にする法律。魚のマンボウではない。