東京オリンピック(五輪)の聖火リレーは3日、岐阜県で始まり、恵那市のテーマパーク「日本大正村」村長を務める女優の竹下景子(67)が、中津川市の人気観光地「馬籠宿(まごめじゅく)」で第1走者を務めた。

旧中山道の宿場町だった名所を快走し「桜の形のトーチが今の季節にふさわしくて、私が思っていたよりずっと重みを感じました。特に馬籠宿は美しい山並みと石畳が続いているので、自分の足でつなぐんだということを、1歩1歩、からだじゅうで感じることが出来た」と充実感に満ちていた。

また、女優の鈴木ちなみ(31)も故郷の多治見市の最終走者を務めた。「いつも車で通る道が、沿道にたくさんの方が来てくださって、楽しく、あっという間の聖火ランナーでした。多治見市を13人でつないだのですが、初めて会ったみんなが『よし、みんなでつなぐぞ』という気持ちで一体感がありました」と笑顔。「いろいろなニュースがありますが、この聖火を通して、各都市、各地方がどんどん明るくなっていって、聖火台に火がともる時には日本中が笑顔であふれるといいと思います」と期待した。