上野動物園(東京都台東区)で飼育されているジャイアントパンダの雌シンシンに妊娠の兆候が確認されたことが4日、わかった。

冨田恭正副園長によると、3月6日に雌シンシンと雄リーリーが交尾したことを確認。シンシンに食欲の減少、休息時間の増加など、妊娠の兆候を確認したという。冨田副園長は「交尾をした時点からずっと期待しておりました。何とか生まれてくれたらなと、夢にも思います」と喜んだ。

一方、ジャイアントパンダは、妊娠の兆候を示しながら、実は妊娠していなかったという「偽妊娠」のケースも多いという。また、本日からシンシンの展示は休止。冨田副園長は「万全の体制でシンシンの体調管理に努めたい」と話した。

上野動物園は4日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休園が続いていたが、160日ぶりの再開園した。