大阪府の吉村洋文知事(45)は23日、大阪府庁で定例会見を開き、大阪府内での東京五輪のパブリックビューイング(PV)やコミュニティーライブサイトを予定している府内の市町村に対し、中止の要請を行うと発表した。23日付で要請の文書を送付する。

東京五輪の大会組織委員会、政府、国際オリンピック委員会(IOC)などの5者共同ステートメントで「パブリックビューイング、ライブサイトについては中止または規模の縮小の方向で検討を行うべし」とする21日の決定を受けて判断したという。

吉村知事は「オリンピックをできるだけお祭り騒ぎにしないことを目指していくべきだと思う。日本全体がお祭り騒ぎになり、いたるところで『ニッポン、ニッポン』と言いながら路上で宴会が行われている状況になると、感染対策が十分にとられず、感染が急拡大する可能性が高くなる」と述べた。