東京・上野動物園は2日、ジャイアントパンダの双子の赤ちゃんについて「耳が黒くなるなど体の模様も出始めている」と発表した。ともに健康状態も良好という。

子どもたちは、母親シンシン(15歳)に抱かれているときは乳房から、保育器内ではシンシンから搾乳した母乳を職員から与えられて飲んでいるが、哺乳量の増加に伴い、1日からは慎重な観察の上で、母乳に人工乳を加えて与えられている。23日の出産時に取り上げて保育器に移した子ども1(間違いを防ぐため背中に印)は体重183グラム(1日時点)、出産時にシンシンがずっと抱いていた子ども2は体重248グラム(2日時点)と、体重も順調に増えている。性別はまだ不明。

シンシンは子どもの世話をしながら、食欲も少しずつ戻っている。タケノコの量が徐々に増え、6月29日からはモウソウチクの葉も食べている。健康状態に問題もなく、徐々に出産前の体調を取り戻しつつあるという。

同園は引き続き、24時間体制で見守っている。