将棋の最年少タイトルホルダー、藤井聡太王位(棋聖=19)が豊島将之竜王(叡王=31)の挑戦を受ける、第62期王位戦7番勝負第3局2日目が22日、有馬温泉(神戸市北区)の中の坊瑞苑(ずいえん)で始まり、午後0時30分、昼食休憩に入った。ここまでの藤井の消費時間は5時間23分、豊島は5時間20分。1日目の封じ手の時点では、形勢は豊島がやや優位だったが、2日目午前に藤井が巻き返した。

藤井の2日目の勝負メシは「冷やしうどん膳」を注文。麺好きの藤井は、ひんやりと冷たい弾力性のあるうどんとエビなど天ぷらの盛り合わせで栄養補給し、午後の対局に備えた。

豊島は「神戸牛肉うどん膳」の天ぷら抜きを注文。神戸牛の肩ロースや兵庫県産の小麦「ふくほのか」を使用した「肉うどん」は、第3局の立会人で兵庫県出身の谷川浩司九段(59)の好物としても知られる人気メニュー。

対局は持ち時間が各8時間の2日制。夜までに決着する見込み。