五輪新種目のスポーツクライミングで初代女王を目指す野口啓代(32)の地元、茨城・龍ケ崎市が静かに盛り上がっている。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、龍ケ崎市シティセールス課ではショッピングセンター内に応援ボードを設置。メッセージを書いたシールを貼れるようにしたところ「7月19日から設置してすでに埋まりそうです」。メッセージは「金メダル」が1番多いが「龍ケ崎の星」「希望」「ボルダリングの楽しみを知った」のほか、野口の小中高校の後輩からの「先輩ガンバレ」とのメッセージであふれている。

野口が監修して2018年から市総合体育館「たつのこアリーナ」内に設置した初心者向けのボルダリング専用の壁も好評で常に満員。6日からまん延防止等重点措置が龍ケ崎市でも実施されることになり31日までは臨時休館となるが、ボルダリング熱は上昇する一方だ。【寺沢卓】