将棋の最年少2冠、藤井聡太王位(棋聖=19)が豊島将之叡王(竜王=31)に挑戦している、第6期叡王戦5番勝負第4局が22日、名古屋市「名古屋東急ホテル」で始まった。ここまで2勝1敗の藤井が奪取して最年少3冠となるか、豊島叡王がタイに追いつくか。注目の大一番を迎えた。

先手の豊島は相掛かりの戦型を選択。藤井が工夫を見せ、「相掛かり後手縦歩取り」という珍しい進行になった。

午前10時を回り、両者の控室にはおやつが用意された。藤井は「熊本県産和栗のプリンショート」とアイスコーヒーを注文。豊島は「瀬戸内大長レモンケーキ」とアイスレモンティーを注文した。

対局は持ち時間が各4時間。昼食休憩をはさみ、夜までに決着する見込み。