囲碁の第46期新人王戦決勝3番勝負第1局、外柳是聞(そとやなぎ・ぜぶん)三段(26)対上野愛咲美四段(19)戦が20日、東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれた。

対局は午後6時17分、281手までで外柳が黒番(先手)中押し勝ちし、初のタイトル獲得まであと1勝とした。

女流棋士として1997年(平9)、第22期の青木喜久代現八段以来2人目の決勝進出を果たし、男女混合の公式戦では一昨年の第28期竜星戦で決勝まで勝ち上がった上野は、かど番に追い込まれた。同じ男女混合の若手限定公式戦、第15回広島アルミ杯若鯉戦では昨年、藤沢里菜女流名人が孫■(■は吉を二つ横に並べる)(そん・まこと)七段に勝って初めて優勝している。第2局から上野が連勝して女流棋士初の新人王に輝くか。外柳が連勝で決めるか。第2局は10月9日、同所で打たれる。