東京都の小池百合子知事(69)が24日、都庁(新宿区)での定例会見で、新型コロナウイルスの感染状況に触れ「あともうひと踏ん張り」とシルバーウイーク後半となる25、26日の外出などを控える自粛を都民に呼びかけた。

シルバーウイーク初日となった9月18日の都内の上野、銀座、六本木、渋谷、新宿2丁目、歌舞伎町、池袋の主要繁華街における夜間滞留人口の推移について触れ「低い数値で抑えられている。都民のみなさまのご協力あってのことです。こうしたことも踏まえて、みなさまにはもうひと踏ん張りしていただきたい」と述べた。

その上で「シルバーウイーク後半も外出は控えていただきたい。ワクチン接種が終わった方も油断しないでいただきたい」と9月最後の土日の行動自粛を訴えた。

また、感染拡大の第3波の終盤だった今年3月14日に入院患者数が1250人だったが、第5波の終盤とみられている現在(今月22日)は2046人と数値の下がらないことに危機感を強めた。

一方で重症患者数については今年1月20日で160人と今年上半期で最多だったが、9月22日時点では146人。「とどまっている水準」との見解を示した。