菅義偉首相の後継となる自民党第27代総裁に選出された岸田文雄前政調会長(64)が、29日の総裁選後にツイッターを更新し、妻の裕子さんから作ってもらったという“勝利メシ”のお好み焼きの写真を掲載した。

岸田氏は「帰宅すると、妻の裕子がお好み焼きを作ってくれていました。インスタライブで私が、『妻の作ってくれるお好み焼きが大好きです』と言っていたからです」とコメント。「いつも最高に美味しいけど、今日は、一生忘れられない美味しさでした。ありがとう」と喜びをにじませた。

お好み焼きはソースが多めにかけられ、もやしや麺、キャベツがはさまれている様子で、岸田氏の地元・広島風とみられる。コメント欄には、写真に写り込んでいるソースのボトルの賞味期限が少し過ぎていることを指摘し「ソース賞味期限切れなのも好感度高い」など、岸田氏の庶民的一面に対するコメントも寄せられた。

ツイッターの自己紹介欄には「第27代自民党総裁」との肩書が加えられた。

岸田氏は総裁選で、本選で優位と予想された河野太郎行革相(58)を1票上回ってトップに立ち、高市早苗前総務相(60)と野田聖子幹事長代行(61)が脱落。過半数を獲得に至らず、上位2人による決選投票で、岸田氏が257票で170票の河野氏を圧倒した。妻・裕子さんは地元・広島市内のホテルで「新総裁誕生を見届ける会」の後に行われた報告会にサプライズでリモート出演していた。10月4日召集の臨時国会で首相指名選を経て、第100代首相に就任する。