29日の自民党総裁選で新しい総裁に選出された岸田文雄前政調会長(64)の裕子夫人(57)が、にわかに脚光を浴びている。裕子さんは、岸田氏が来月4日に召集される臨時国会で第100代総理大臣に就任すれば、新しいファーストレディーになるため、今後も注目を集めることになりそうだ。

裕子さんは広島県生まれ。地元の広島女学院中、高を経て、東京女子大を卒業した。岸田氏とはお見合い結婚とされ、秘書を務める長男ら3人の息子の母親でもある。英語も堪能だ。

岸田氏とは夫婦仲の良さで知られ、夫の「胃袋」も、がっちりつかんでいるようだ。岸田氏は29日、新総裁に選ばれた後、裕子さん手作りのお好み焼きを夕食に食べたとして「いつも最高においしいけど、今日は、一生忘れられない美味しさでした」とSNSにアップ。妻への感謝の気持ちを吐露している。

裕子さんは、29日の投開票前に行われた岸田陣営の出陣式にも出席し、夫を投票会場へ送り出した。昨年、岸田氏が初めての総裁選に出馬した時は、今年と異なり街頭での活動が可能だったこともあり、街頭演説を行った岸田氏とともに朝の通勤時間の東京・新橋に現れ、チラシを配るなど、夫をサポートした。取材には「やさしい主人です。亭主関白ではないです」と、岸田氏について話した。裕子さんは、永田町でも人当たりの良さで知られている。