秋篠宮家の長女眞子さま(29)と小室圭さん(29)は結婚後、小室さんが働く米ニューヨークで暮らす予定だ。2人は大安の今月26日に婚姻届を提出し、同じ日に記者会見する予定。眞子さまはその後、パスポートやビザを取得し、渡米するとみられている。

小室さんの仕事や給料、住まい、ビザ、警備…2人はどんなNY生活を送るのだろうか?

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【仕事・年収】 小室さんは今、350人以上の弁護士が働く、米法律事務所のニューヨークのオフィスで法務助手として働いている。試験に合格すれば同事務所で弁護士として働くとみられるが、競争が激しく、特に新人は激務といわれる。同州の弁護士資格も持つ国際弁護士・清原博氏は「ニューヨークの弁護士業界は特に厳しく、ノルマ達成が求められる。多くの新人は、寝る暇もないくらい、肉体的にも精神的にもぎりぎりまで働く状況」と説明する。年収は同事務所では弁護士1年目でも2000万円超えも見込まれるといい、ノルマは「月500万円くらい」とみる。清原氏は「それなりの給料を与えているから、ちゃんと達成してと。できなければ辞めてもらう。そういう世界」と指摘した。小室さんは眞子さまとすごす時間を、どのくらいつくれるのだろうか。

【生活】 マンハッタンは物価も高い。家賃は1ベッドや2ベッドルームで月数十万円も普通。小室さんのオフィスは一等地にある。小室さんは多忙で、住まいはセキュリティーが大切。清原氏は、仮に徒歩圏でセキュリティーのいいところに住みたいと考えた場合「2LDKなら月80万円くらいは覚悟しなければならないと思う」とみる。

【ビザ】 2人はどんなビザだろうか。小室さんは今年5月下旬にロースクールを修了。今は法律事務所で働く。米国のビザや永住権に詳しいイデア・パートナーズ法律事務所の上野潤弁護士によると、学生は通常F-1ビザで、卒業後はOPTという制度で学びと関係のあるところで1年間、就労できる。弁護士など専門職の場合、OPTの間に雇用主のサポートでH-1B(最長6年)という就労ビザを取得する流れが一般的という。

H-1Bは現在、春に雇用主が申請し、抽選で当選し手続きすると、10月から働けるが、狭き門だ。小室さんが現在F-1(OPT)の場合は、切れるまでにH-1Bなどを取得する必要がある。既にH-1Bを取得しているならば、今春までに内定が出て抽選に当選したことになる。一方、現地では同事務所は今春に申請していないとの情報もある。ほかも含め、小室さんが今、どんなビザなのか、気になるところだ。

眞子さまは配偶者として、仮に小室さんがF-1(OPT)の場合はF-2、H-1Bの場合はH-4を取得できるが、どちらのビザも働くことはできない。また、いずれも親は帯同できない。

【警備】 眞子さまは結婚で民間人になるが、警備はどうなるのだろう。国内では皇族が結婚後、一定の間は、警察が警備をしたりする。眞子さまの場合は、少なくとも当面は、米国側になんらかの警備を依頼するのではないかとの見方も出ている。住まいなどのセキュリティーも、やはり課題となってくる。