東京・上野動物園は8日、双子のジャイアントパンダの名前が雄「シャオシャオ(暁暁)」、雌「レイレイ(蕾蕾)」に決まった経緯などについて説明した。

名前は8月に「カタカナ9文字以内」を条件に公募。19万2712件の応募があった。応募が多かった雄雌それぞれ上位150件を対象に、国内外のパンダと同じ名前や既存のキャラクター名などを除き、雄5件、雌6件を9月29日の名前候補選考委員会で審議した。選考委員会のメンバーは、日本パンダ保護協会名誉会長の黒柳徹子さん、上野動物園の福田豊園長ら6人。最も高い評価を得た「シャオシャオ」「レイレイ」を、中国側の確認も経た上で決定した。

【選考委員会での審議対象 ()内は応募数】

▼雄=シャオシャオ(482件)ジュンジュン(2006件)ジャンジャン(612件)ダイダイ(450件)リョンリョン(249件)

▼雌=レイレイ(7617件)ミョンミョン(233件)ライライ(1751件)サイサイ(484件)ウェイウェイ(323件)ホンホン(247件)

なお、応募の多かった上位3件は、雄はレンレン(5124件)、タンタン(5094件)、ライライ(4598件)で、482件のシャオシャオは72位だった。雌はメイメイ(1万3050件)、レイレイ(7617件)、リンリン(6824件)で、レイレイは2位だった。

上野動物園の福田豊園長は、応募に感謝した上で「いい名前をつけていただいた。ともに漢字表記には明るい未来を願う気持ちが込められていると思う。シャンシャンとレイレイが順調に成長するよう、万全を期していきます」と話した。上野動物園のパンダは初代のカンカン(康康)、ランラン(蘭蘭)から歴代、同じ音を繰り返す名前だが、双子もその伝統を守ったものになった。