山本太郎よ、どこへ行く!? れいわ新選組の山本太郎代表は15日の記者会見で衆院総選挙(19日公示、31日投開票)に出馬する意向は変わらないとした上で「(選挙区は)まだ、言わないです(笑い)。いくつか候補地はあります。まあ1度、やけどした身としましては慎重にならざるをえない」と、けむに巻いた。

山本氏は8日、東京8区からの出馬を表明したものの、立憲民主党などとの野党共闘を巡る最終調整に至っておらず、わずか3日後に一転、撤退のドタバタ劇となった。「しっかりと調整していかなければならない、というのは前回、私のみならず他党の方々も学んだこと。私だけ慎重になるのじゃなくて、向こう側も慎重になる」と苦笑した。前日14日の会見で単独比例での出馬の可能性を示唆。この日も「選択肢の1つであることは確か」とし、「出ないという選択肢はない」としたが、2日連続の会見で進展はなかった。

公示まで、残り4日。タイムリミットは目前に迫っている。「テーブルをひっくり返すなら、もっと早くやっている」と、あくまで野党共闘の枠組みにこだわり、水面下の調整を進めていることを示唆した。