東京都は18日、過度な疲労を理由に入院し、退院後は自宅静養を経て、テレワークで公務を行っていた、小池百合子知事が21日に登庁すると発表した。体調が回復し、医師から通常通りに公務が行えるとの判断が出たという。21日は約4週間ぶりに登庁し、都庁からオンラインで全国知事会に出席をする予定。

小池氏は6月22日にも過度な疲労で入院していた。10月27日から今年2度目の入院をし、11月2日に退院。7日から2週間程度はテレワークで対応するとしていたが、11日のモニタリング会議はオンライン参加も見送っていた。政界関係者の間では重病説も浮上していたが、都の担当者は「病気ではなく医師の判断は過度な疲労と聞いている」と否定した。体調は回復したといい「万全な形で登庁される」と強調した。体調不良が原因で辞任を検討しているとの一部報道について「そのような話は全く何も聞いていない」とした。【沢田直人】