東武鉄道は3日、埼玉県春日部市にある南栗橋車両管区春日部支所で、「デラックスロマンスカーカラー」スペーシアの特急車両を報道陣に公開した。

同社の日光線・伊勢崎線で活躍した歴代車両を振り返る、リバイバルカラー車両企画の第3弾だ。

デラックスロマンスカーは1960年(昭35)、日光線の特急列車として運行を開始。高級感の漂う暖色系の色調と、ボンネットタイプと呼ばれるスタイルで人気を博した。91年8月にスペーシアに代わるまで31年間、栃木県の日光・鬼怒川エリアへの快適な旅を演出する車両として活躍してきた。今回はその色調を踏襲して、ロイヤルベージュにロイヤルマルーンのラインを配した。12月5日から1編成、運行する。

東武鉄道のリバイバルカラー車両としては、今年6月5日からジャスミンホワイトを基調に、パープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジを使って、窓部にブラックラインを配したスペーシア5編成で初めて実施した。次いで同年8月7日から2編成、特急「りょうもう」にローズレッドを基調に白のラインを配した車両を走らせている。