自民党新潟県連の星野伊佐夫県議から2000万~3000万の「裏金を要求された」と泉田裕彦衆院議員が主張している問題で、泉田氏陣営が星野氏との会話だとして3日に公開した音声データの“完全版”を県連に郵送していたことが16日、分かった。

陣営によると、郵送したデータは、3日に報道陣に公開した約26分のものによりも約7分長い。「雑談」が交わされていた冒頭部分を加えたものだとしている。星野氏は3日の会見で泉田氏が公開したデータには「大事な部分が抜けている」と話していたが、泉田氏は3日夜、否定していた。陣営によると、冒頭は本件と関係がないため切り取ったという。泉田氏は県連に星野氏の党員除名を求め、星野氏が支部長の長岡支部は、泉田氏の新潟5区支部長の差し替えを求めている。県連は協議を進め、年内中に結論を出す方針。