東京都の小池百合子知事は23日、都のコロナ関連会議後に取材に応じ、感染症に関する法改正が進まない国政に苦言を呈した。

大阪、京都でオミクロン株の市中感染が認められたことに触れ、濃厚接触者を強制的に宿泊療養に移行出来ないもどかしさも痛感。「法律の限界だと思う。こういう時こそ国会で議論すべき。文通費もけっこうですけれど、それは永田町の問題。国民に必要なことを議論していかないと」と求めた。「東京においても、いつ市中感染が発生してもおかしくない」の危機感から、すでに宿泊療養施設4040室を確保して先手を打った。年末年始で会合も増えることから、あらためて会食時などの換気徹底に加え、「少しでも体調が悪い時は外出しない、人と接触しない」と呼び掛けた。