立憲民主党の泉健太代表は7日の会見で、インターネット報道番組を制作、配信する「Choose Life Project(CLP)」に対して広告代理店などを通じ、番組制作費として約1500万円を資金提供していたことについて釈明した。「発覚前には知らなかった。現時点で把握している範囲で、CLPへ類似の支出は行っていない。一般メディアに対して政党が資金を出す、ということは今までなかった、のではないか」などと述べた。

同党は2020年9月に旧立憲民主党を解党し、解党した旧国民民主党などが合流して発足した。資金提供は合流前で旧国民所属の泉代表は関与していない。5日、番組の中立性や公正性などを巡って、出演したジャーナリストらがCLPに対して抗議声明を提出したことで明らかになった。6日、当時執行部の福山哲郎前幹事長と、CLP側が資金提供の事実を認めて謝罪した。

公党が特定メディアに対して番組制作費を提供したことへの認識や問題点を重ねて問われた。泉代表は「経過、経緯は(西村智奈美)幹事長に調べてもらっており、何が問題であるか調査をしている。結果を待って、幹事長ができるだけ早期にお伝えする」などと、繰り返した。