囲碁の史上最年少プロ、仲邑菫二段(12)が女流名人戦リーグ入りを果たした。

13日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で打たれた第33期女流名人戦予選A決勝で加藤千笑二段(20)に白番中押し勝ちした。午前中に茂呂有紗二段(22)を下したのに続いて連勝し、リーグ入りとなった。昨年も予選決勝まで勝ち上がったが、上野愛咲美女流棋聖(20)に敗れ、リーグ入りを逃した。対局後、「1局1局を頑張ります」と意気込みを語った。

藤沢里菜女流名人(22)への挑戦権を争うリーグは、前期藤沢に挑戦して敗れた上野、リーグ残留組の鈴木歩七段(37)謝依旻(しぇい・いみん)七段(32)牛栄子四段(22)と、予選から勝ち上がった仲邑、向井千瑛六段(34)に大森らん初段(19)が加わり、7人総当たりで競う。

仲邑は年明け初戦となった6日、名古屋市の日本棋院中部総本部で打たれた第47期新人王戦予選決勝で、西岡正織三段(23)に263手までで黒番(先手)中押し勝ちした。この棋戦でも初めての本戦入りを果たしている。新年早々、白星ラッシュでタイトル争いに絡んできている。