あのアミメニシキヘビは、元気だった! 昨年5月に横浜市のアパートから逃げだし、屋根裏で発見、捕獲されたアミメニシキヘビが22日、約8カ月ぶりに姿を披露した。

静岡市内で行われた「ジャパンレプタイルズショー」でのトークショーで、捕獲に貢献した体感型動物園iZoo白輪剛史園長(52)が体に巻き付けながら登壇。ゲスト参加したロンドンブーツ1号2号の田村亮(50)も「うわあ、すごい。屋根裏にいたあのヘビですか~。こんなデカいんですか。チャンピオンベルトみたいに巻いていますけれど」と驚きの表情を見せた。

現在は茨城県の爬虫(はちゅう)類業者で飼育管理されている。イベントに出店した同業者の店主が「そろそろ見ていただいても良いかなと思いまして」と展示用に連れてきたことで、白輪園長との再会も実現した。全長3・5メートルはそれほど変わらないが、体重は当時から約2キロ増の15キロに。トークショーの最中も時折舌を出しながら体を激しく動かし、“逃げヘビ”ぶりも健在だった。

田村亮が「やっぱり逃げようとする性格ですね」と笑えば、白輪園長は「落ち着いていないんですよね。ちゃんと巻き付いていれば大丈夫なんですけれど、逃げようとしていますね」と優しく頭部近くを持って引き寄せた。

田村亮から「僕はモグラを捕まえたいんです」と急きょ相談を受けると「ぜひ協力しましょう」。モグラ捕獲には許可が必要だが、実現に向けた新たなタッグも結成された。

「ジャパンレプタイルズショー」は世界の爬虫類が集う最大のイベントで、今年は20周年を迎えた。ヘビやトカゲ、カメなどの爬虫類だけでなく、カエルなどの両生類に加え、フクロウなどの猛禽(もうきん)類や、世界最強の陸生動物と称されるラーテルやグリソンなども展示、販売された。

田村亮も「僕も先ほど見せていただきましたが、トカゲってかわいいですね。キョトンとした目がかわいい。ヒョウモントカゲモドキを飼ってみたい」と爬虫類に魅了されていた。【鎌田直秀】