将棋の史上最年少4冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が名人戦挑戦権を争うA級への昇級を目指す、第80期順位戦B級1組、阿久津主税八段(39)戦が3日午前10時、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。

午前10時から始まった対局は、午後8時52分、81手で藤井が勝ち、9勝2敗とトップをキープした。

終局後、「序盤は出来るだけ穏やかに進められればと思っていました。中盤、こちらの飛車の位置が定まらない展開で、構想の立て方が難しい局面なのかと思いました。最後に先手3四歩(61手目)から行けそうかなと思いました」と振り返った。

最終戦は3月9日、佐々木勇気七段(27)とぶつかる。「しっかり準備して臨みたい」と語っていた。