陸上自衛隊の東立川駐屯地(東京・立川市)で3日午前10時40分ごろ、男性陸士長(19)が警備のため携行していた小銃を自らに向けて発砲し、死亡が確認された。自殺を図った可能性がある。

東立川駐屯地の広報担当によると、正門の方から銃声がして、正門警備についていた陸士長が頭部から血を流した状態で倒れているのが発見された。搬送先の病院で午後12時4分ごろ死亡が確認された。

使用された小銃について、広報担当は「拳銃ではなくライフルのように銃口が長いもので、正門警備の場合、肩ひもをつけて携行している」と説明。死亡した陸士長は1人で正門を警備していて、待機していた自衛官が銃声を聞きつ、駆け付けた。倒れていた陸士長の近くには小銃から発砲された薬きょうが2発分、落ちていたという。

発射された実弾2発の所在については、現在警察と駐屯地内の警務隊が捜査中。広報担当は「陸士長の死因については調べております」としている。